仕様と根拠
百分位点の求め方(NIST の定義)
データを小さい順に並べた件数を N とし、求める割合 p に対して p(N+1) を整数部 k と小数部 d に分けます。0 < k < N のときは、小さい方から k 番目の値に、k+1 番目との差の d 倍を足した値です。k が 0 のとき(p が 1/(N+1) 以下)は最小値、k が N 以上のとき(p が N/(N+1) 以上)は最大値になります(NIST/SEMATECH e-Handbook 2.6.2)。
別の定義との差
表計算の PERCENTILE.INC などは、位置を 1 + p(N-1) として同じように線形補間します。どちらも正しい定義で、データが少ないほど値が違います。このツールは NIST の値を結果とし、参考として別の定義の値を並べます。ツール間で p99 が少し違うときは、まず定義の違いを疑ってください。
指摘の意味
データが 20 件未満のときは、高い百分位が最大値に近くなる旨を情報で示します。負の値は応答時間として不自然なため警告します。数値として読めない値(単位つきなど)、範囲外の百分位、空の入力はエラーで、結果は出しません。
根拠にした仕様・資料
| 仕様・資料 | 確認日 | 使った箇所 |
|---|---|---|
| NIST/SEMATECH e-Handbook of Statistical Methods 2.6.2 Percentiles | 2026年10月28日 | 百分位点の推定(p(N+1) = k + d・線形補間・k=0 は最小・k>=N は最大・12 件の例) |
指摘の段階
- エラー: 仕様に反していて、正しく読めない・処理できない入力です。
- 警告: 読めるものの、仕様の推奨に反する・矛盾する・意図と違う結果になりやすい入力です。
- 情報: 誤りではありませんが、知っておくとよい扱い(読み飛ばした部分や解釈)です。
入力の扱い(送信しない仕組み)
処理はすべてお使いのブラウザの中で行います。処理の本体はこのサイトから配信する小さなスクリプト(/app.js)で、外部のサービスやライブラリを読み込みません。ページはブラウザに通信を禁止させる設定(Content-Security-Policy の connect-src)つきで配信しており、入力した内容がサーバーや第三者へ送られることはありません。ファイルを選んだ場合も、端末の中で読み込むだけです。
このツールでできないこと(制約)
- 百分位点の定義は NIST の方法を採用しています。ほかの定義(最近傍順位法など)の値は出しません。
- 監視ツールが保存するヒストグラムや集計済みの値(平均の平均など)から百分位点を求めることはできません。生の応答時間の一覧が必要です。
- 外れ値の除外や、時間帯ごとの集計はしません。貼り付けた一覧全体が対象です。
- 単位の換算はしません。一覧の単位をそろえてから貼り付けてください。「単位の表示」は表示だけを変えます。
ご利用にあたって
- 利用目的に応じて、サービスの性能目標(SLO)で使う定義と合っているか確認してください。計測基盤の値と一致しない場合があります。